リハビリ運動まとめ

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更衣動作(上衣)の体操まとめ

更衣動作の中でも、上衣にフォーカスした体操をご紹介します。上衣の更衣動作には主に肩関節と肘関節の動きが重要であり、ボタン付きシャツなどの場合は巧緻動作も合わせて必要な能力です。特にご高齢になると、より顕著にADL動作に影響を及ぼすようになります。そこで、本稿では身体的な影響で更衣動作能力の維持予防を目的とした目的別の体操をご紹介していきます。

永田悦子. "片麻痺の更衣動作における患側肩関節可動域." 日本リハビリテーション工学協会, 第 13 回リハ工学カンファレンス講演論文集 (1988): 525-528.

高齢者の身体状況と被服に求められる要件の加齢変化

 

【更衣動作(上衣)能力の維持予防体操|目次】

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更衣動作に必要な肩の屈曲

更衣動作に必要な角度:屈曲0〜70°程度

更衣動作に必要な肩の外転

更衣動作に必要な角度:外転0〜45°程度

更衣動作に必要な肩の内外旋

更衣動作に必要な角度:内外旋45°程度

更衣動作に必要な肘の屈曲

更衣動作に必要な角度:肘屈曲120°程度

更衣動作に必要な手の背屈

更衣動作に必要な角度:手関節背屈40°程度

 

更衣動作に必要な肩の複合運動

更衣動作に必要な巧緻動作訓練はこちら

巧緻動作訓練についてはこちらの記事をご参照ください

 

機能訓練特化型デイサービスにはリハプラン

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質の高い訓練プログラムと計画書作成が最も大きな課題。

機能訓練指導員として業務に従事していると、利用者様の機能訓練プログラムに悩むことはよくあります。 例えば、個別機能訓練加算IIでは利用者様の個別の生活課題を意識し、 目的のある機能訓練プログラムを実施していかなければなりません。 限られた時間で多くの利用者様に適したプログラムを提案することは、容易なことではありません。 また、計画書作成においてもケアプランとの整合性や居宅訪問、やることはたくさんあります。 残業につながりやすいので、労働生産性を高め、質の高いプログラムを提案していくことが重要です。